2015/07/30和紙を漉く 米山悦郎写真展

和紙を漉く 米山悦郎写真展

会期:2015年8月8日(土)~10月10日(土)
時間:9:00~17:00
   (日曜と8/13~8/16休み)

会場:門出和紙 高志の生紙工房ギャラリー
   tel.0257-31-9130



 新潟県柏崎市高柳町門出で和紙を漉く小林康生さんの工房で、コウゾの栽培から紙すきに至る作業を足掛け3年間取材させていただいた。

 小林さんは一旦廃れた門出部落の紙すきを再興し、”越後、門出和紙”と命名し和紙作りに励んでおられる。

 初夏、楮の苗作りから作業は始まり、夏の間は楮の畑の草取りなどの手入れ作業が続く。雪の降る前に、コウゾを刈り取り大釜で蒸してから皮を剥き、その後包丁で表皮を削り取って雪の上で晒す。この皮をソーダ灰か木炭で4時間ほどかけて煮た後ビーターにかけ、繊維状に解して紙に漉く。

乾いた紙は水分を絞り、ステンレス板乾燥機で乾燥する。上質のものは今でも杉の一枚板に貼って天日干しされる。

 一連の写真の撮影をするうちに、工房で働く皆さんのいわば匠の技に魅せられるばかりだった。特に雪深い冬、家の中で皮を削ぎ、春とともに雪に晒して漂白する工程には興味深く取材させていただいた。

たまたま、取材の最中に美野・石州・細川和紙が世界無形文化遺産に登録されるという報道が入り、日本の和紙の技術に対する評価がさらに上がっていることが印象深かった。

 小林さんの和紙作りがさらに成功することを祈るとともに和紙工房の皆様のご協力に感謝申し上げます。  

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